McQUEEN`S MACHHINES
「マックイーンズ マシンズ」3500円+税
スタジオタッククリエイティブ社刊 6月25日書店にて販売。
何と私は運の良い人間であろうか? 大好きなスティーブ・マックイーンの書籍を自分が在籍する会社から出版できるなんて! フランクフルトで彼の書籍のポスターを見た時、瞬間的にこの本の日本語版を出版しようと、その場で決めた。それからとんとん拍子に契約、翻訳、校正、印刷等で約210日後の今日!やっと見本が完成した。『やった!』黒っぽいおしゃれな表紙はハリウッドにあった彼の自宅のガレージでのショットだが、バックにはジャガーXJ-SSと暗くて分らないが愛車200台の内のバイク1台が写っている。本の内容はというと、彼が仕事や個人的にかかわった愛車344台をすべての写真を掲載され、細かな解説が加えてある。バイクと車が主役を張っていたS.マックイーンの映画は、「大脱走」「栄光のル・マン」「華麗なる賭け」「ブリット」など、数多い。車両、改造部分、撮影経緯、ロケ地、スタント状況等、われわれクルマ好き、映画好きの興味を引くすべての疑問を解消してくれる満足な内容の一冊だ。我が愛するマックイーンは、1981年に帰らぬ人となったけれど、ル・マンのサルテサーキットや、大脱走でのスイス国境近くのフィールド周辺の詳細や、ジャンプ・シーンに関しては謎が多かった。はれて今、この本を見ることによって疑問は溶解し、そこにいた時間を彼と共有できるようになった。前書きは息子チャド氏が父マックイーンの思い出を語り、本文はかつての専門誌編集長=マット・ストーン氏が仕上げた。翻訳は、バイクと車の歴史に造詣が深く、この業界では定評のある英国在住のモータースポーツジャーナリスト、友人でもある中村恭一氏だ。価格も押さえて3500円とさせていただいた。もし、この企画を日本でたちあげ、写真を一点、一点、購入、撮影、編集したとしたら書籍の価格は10,000円にもなっていただろう。彼は、バイクが好きだった。本当に愛していた。ホンダの関係者から伺った話では、有名な「エルシノア」のアドバタイジングも破格のコストで引き受けてくれたという。本の宣伝か? もちろん、この本はモーターヘッドの読者のために製作され、実は私自身が見たい、読みたいがために刊行された、非常に個人的な本だ。当時の、マックイーンは様になっていた。男として本当にカッコよかった・・・・。こんな本が、あなたの書棚に一冊あると、寝苦しい夜も、なんとかうっちゃれるってものさ。
「千マイルブルース」山田深夜著 寿郎社 1500円+税
ひさしぶりに本当にバイクに乗っている人間の小説を読んだ、気がする。作家=バイク乗りの彼は神奈川県横須賀市に在住し、ホンダのワルキューレに跨がり、路上を走り回る。彼の文体にはバイクに乗り、小説を書くと言うことを、売りにはしていない。本当にバイクが好きで、書く行為を苦しみながら「職業」にしようとしているにすぎない。文体に嘘は無い。大向こうに受けようとか、映画化しようなんて考えてもいない、だろう。正直に、バイクが好きということを日本語の文を使って表現しているのだ。しかし、その文章は、計算されたリリシズムの衣を纏った比喩の言葉で溢れる。
「男のギターがブルースをズルッと吐き出した」
「猫の舌のようなざらついた声・・・・・。」
「涌いていた客席が、まるで重い布地のように素直に静まった。」
「日高町に入り、病人のように静かに横たわるドライブイン・・・」
「火、星、酒。あとはなにがいるだろう。俺の、輪郭が大地に溶け込んで行く」
黒い革服、ブーツ、坊主頭にひげ、そしてサングラス・・・。
「紀行=夜を旅する/那須編」では、このようなくだりがある、
「慎重に、ワルキューレとスローなブルースを踊ればいい。ブギはもう古い」
片岡義男の書いた小説から、幾年過ぎただろうか。腹に応える小説を読みたかったころこの小説に出会った。深夜氏と酒でも飲みたくなった・・・。酒とバイクが好きな、男っぽいカメラマンの板垣さんの事も思い出してしまった。
「マックイーンズ マシンズ」3500円+税
スタジオタッククリエイティブ社刊 6月25日書店にて販売。
何と私は運の良い人間であろうか? 大好きなスティーブ・マックイーンの書籍を自分が在籍する会社から出版できるなんて! フランクフルトで彼の書籍のポスターを見た時、瞬間的にこの本の日本語版を出版しようと、その場で決めた。それからとんとん拍子に契約、翻訳、校正、印刷等で約210日後の今日!やっと見本が完成した。『やった!』黒っぽいおしゃれな表紙はハリウッドにあった彼の自宅のガレージでのショットだが、バックにはジャガーXJ-SSと暗くて分らないが愛車200台の内のバイク1台が写っている。本の内容はというと、彼が仕事や個人的にかかわった愛車344台をすべての写真を掲載され、細かな解説が加えてある。バイクと車が主役を張っていたS.マックイーンの映画は、「大脱走」「栄光のル・マン」「華麗なる賭け」「ブリット」など、数多い。車両、改造部分、撮影経緯、ロケ地、スタント状況等、われわれクルマ好き、映画好きの興味を引くすべての疑問を解消してくれる満足な内容の一冊だ。我が愛するマックイーンは、1981年に帰らぬ人となったけれど、ル・マンのサルテサーキットや、大脱走でのスイス国境近くのフィールド周辺の詳細や、ジャンプ・シーンに関しては謎が多かった。はれて今、この本を見ることによって疑問は溶解し、そこにいた時間を彼と共有できるようになった。前書きは息子チャド氏が父マックイーンの思い出を語り、本文はかつての専門誌編集長=マット・ストーン氏が仕上げた。翻訳は、バイクと車の歴史に造詣が深く、この業界では定評のある英国在住のモータースポーツジャーナリスト、友人でもある中村恭一氏だ。価格も押さえて3500円とさせていただいた。もし、この企画を日本でたちあげ、写真を一点、一点、購入、撮影、編集したとしたら書籍の価格は10,000円にもなっていただろう。彼は、バイクが好きだった。本当に愛していた。ホンダの関係者から伺った話では、有名な「エルシノア」のアドバタイジングも破格のコストで引き受けてくれたという。本の宣伝か? もちろん、この本はモーターヘッドの読者のために製作され、実は私自身が見たい、読みたいがために刊行された、非常に個人的な本だ。当時の、マックイーンは様になっていた。男として本当にカッコよかった・・・・。こんな本が、あなたの書棚に一冊あると、寝苦しい夜も、なんとかうっちゃれるってものさ。
「千マイルブルース」山田深夜著 寿郎社 1500円+税
ひさしぶりに本当にバイクに乗っている人間の小説を読んだ、気がする。作家=バイク乗りの彼は神奈川県横須賀市に在住し、ホンダのワルキューレに跨がり、路上を走り回る。彼の文体にはバイクに乗り、小説を書くと言うことを、売りにはしていない。本当にバイクが好きで、書く行為を苦しみながら「職業」にしようとしているにすぎない。文体に嘘は無い。大向こうに受けようとか、映画化しようなんて考えてもいない、だろう。正直に、バイクが好きということを日本語の文を使って表現しているのだ。しかし、その文章は、計算されたリリシズムの衣を纏った比喩の言葉で溢れる。
「男のギターがブルースをズルッと吐き出した」
「猫の舌のようなざらついた声・・・・・。」
「涌いていた客席が、まるで重い布地のように素直に静まった。」
「日高町に入り、病人のように静かに横たわるドライブイン・・・」
「火、星、酒。あとはなにがいるだろう。俺の、輪郭が大地に溶け込んで行く」
黒い革服、ブーツ、坊主頭にひげ、そしてサングラス・・・。
「紀行=夜を旅する/那須編」では、このようなくだりがある、
「慎重に、ワルキューレとスローなブルースを踊ればいい。ブギはもう古い」
片岡義男の書いた小説から、幾年過ぎただろうか。腹に応える小説を読みたかったころこの小説に出会った。深夜氏と酒でも飲みたくなった・・・。酒とバイクが好きな、男っぽいカメラマンの板垣さんの事も思い出してしまった。
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